ベビー用のお布団は種類が多くて選ぶのが大変ですよね。
1日の大半を寝て過ごす赤ちゃんにとって心地良い睡眠環境を整えてあげるのが一番。
良いお布団選びは必須です。
今回はベビー用の敷布団について、繊維製品品質管理士に「着目したいポイント」を聞いてみました!
亀さん(亀村裕二):
繊維製品品質管理士。 大手下着メーカーにて品質管理担当を長らく務めた繊維製品のプロ。
(株)ニシザキの品質管理担当として、社内ISOの運用や品質表示の確認、公的検査機関への品質検査依頼などを一手に担う。
社内スタッフからの信頼も厚く、「困ったら亀さんに相談しよう」が暗黙の了解。
趣味はスコアに伸び悩むゴルフと散歩。家事全般をそつなくこなすが、繊維製品のプロだけに、特に洗濯とたたみ方には一家言を持つ。
目次
赤ちゃんには「硬めの敷布団やマットレス」を選ぶのが正解
売られているベビーの敷布団を触ってみたことはありますか?
きっと「布団にしては硬いな…」と思うはず。
通販サイトの商品レビューなどでは、「硬そうだけど赤ちゃんは痛くないのか?大丈夫なのか心配」というものを目にする事もあるくらい。
そもそもなぜ硬い敷布団やマットレスが赤ちゃんに適しているのでしょうか?
沈んでしまうような柔らかいお布団だと背骨を支えることができないんです。
ただ「硬さ」と一口に言っても人それぞれの主観になってしまうし、分かりづらいですよね。
一般向けの敷布団でたまに見かける柔らかめのものや、
大人用の柔らかめの敷布団で一緒に眠るのはは避けましょう。
柔すぎるとうつ伏せになったときに赤ちゃんの顔が埋もれてしまい、窒息の危険性があります。
株式会社ニシザキで製造・販売している敷布団は
「固すぎず、柔らかすぎず、赤ちゃんにとってちょうど良い程度の固さ」になるようにつくっています。
ですから、どの敷布団を選んでいただいても問題ないので、ご安心ください。
「硬さ」以外にも選ぶポイントはある?
あとはサイズとコスト。
1.側生地の素材
一般的に敷布団の側生地の素材としては以下のようなものがあります。
- 綿100%生地
- ポリエステル100%生地
- 綿とポリエステルの混紡生地
それぞれの繊維に特徴はありますが、
綿生地は吸湿性が良く、天然繊維で安心感がある。
ポリエステル生地は速乾性があり、シワになりにくい。
綿とポリエステルの混紡生地はその中間、といった感じです。
肌に触れるシーツはできれば綿生地を選んでほしいですね。
ちなみに敷布団本体の生地はどれを選んでも大丈夫。
ただポリエステル素材のお布団の場合、カバーと擦れる感覚は好き嫌いがあるかもしれません。
2.洗濯性ならポリエステル
赤ちゃんはとっても汗っかき。
吐き戻しや排泄物でも汚れてしまうので、洗えることもポイントの一つです。
その点ではポリエステル素材の生地は乾きやすく、またシワになりにくいという特徴があります。
綿生地はポリエステル素材と比べると乾きにくく、若干縮む場合もあるので注意が必要です。
お洗濯の際は十分に脱水して、形を整えて干してくださいね。
忙しいご家族にとっては丸ごと洗えるお布団はラクですよね。
固わたなどのマットレスタイプはそもそも大きくて、
厚みもあるので折りたたんで洗濯機に入れることが難しいんです。
シャワー等で洗い流すにしても固わたの繊維の隙間に水分が残るので、十分に乾かす必要があります。
中途半端に水分が残っているのに使用してしまうとカビの原因になります。
弊社で製造・販売している敷布団も、洗濯機で洗えるものと洗えないものがあります。
商品選びで迷ったときは、お気軽にお問い合わせくださいね。
3.体圧分散
体重が一か所に集中するのを解消するのが体圧分散。
体圧分散ができていない場合、赤ちゃんが布団に寝たとき体重が数か所に集中して加わるためその部分に大きなストレスがかかります。
赤ちゃんの安眠には欠かせない要素でもあります。
arrow_downwardこちらの記事では体圧分散について詳しくご紹介しています!
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【詳しい人に聞いてみた】体圧分散って何のこと?
赤ちゃんの安眠に関わる大事な「体圧分散」。弊社で製造している「固わた敷き布団」と「洗える敷布団」の体圧分散を、データを元に比べてみました!
繊維製品品質管理士と一緒に、ベビー用敷布団選びの悩みを解決します。続きを見る
まとめ
敷き布団はたくさんの種類があって迷ってしまうけど、
「清潔さ」「寝心地の良さ」など、一番優先したいポイントを決めると効率的に選べそうですね。
「ベビーのおみせ ミュッケポッケ」では敷布団単品でのご用意あり。
体圧分散に優れたものや、まるごと洗濯機で洗える敷布団、ダニ透過率の低いお布団などもありますよ~!